2018年10月16日

秋の夜長には

三好石材姥ヶ池出張所花店担当の柏原です。

先日、仏教講演会に、参加させていただき、
演題、養老孟司先生の「遺言」
玄侑宗久師の「自然を生きる」
を、拝聴させていただきました。
感銘を受け、即、著書を購入。
一冊の本から、著者の、人となりを知り、
ますます、深みにハマってしまいました。

秋の夜長といいますが、
とても、時間は、足りないようです。

最近読破した本。
「鋼の女」(はがねのひと) 最後の瞽女・小林ハル 下重暁子著
瞽女という宿命に逆らわず、どんなに辛い目に遭っても、
黙って受け止め、自分の中で消化。
真っ直ぐで、ひねくれることなく、素直。
「私が死んだ後、行きどこ無くて苦しむのは、お前だから
無理して憶えさせねばならぬ。」
「なんとかして、この子を自立させねば」と
目の見えないハルさんに、針のミズ通し」(穴通し)
裁縫を躾ける母親。時には、厳しすぎる程厳しく、
人知れず、血の涙を流したであろう母親。

「いい人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修行」
「瞽女と鶏は、死ぬまで唄わねばなんね」

「おらが親方になったら、風呂にも入れるし、
食べたいものも食べさせる」と、ハルさん。
苦労に、苦労を、背負って、人生を歩んでこられた方。
言葉の、ひとこと、ひとことか、深い重みとなって
心に、入り込んできます。
わたしの、人生の中の一冊といっても、過言ではありません。
秋の夜長、よろしかったら、お手にとって、ご覧になって下さいませ。m(_ _)m
秋の夜長には
秋の夜長には






Posted by 庵治の墓石 三好 at 12:33│Comments(0)
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